子供
僕は尖がったいつまでも子供のような性格なので
どこまでも大人になろうなんて思ったことがなかった。
店を初めてはその気持ちは加速度を上げ・・・突っ走るだけ。自分をどこまでももてあそびたいと。
でも46歳にして父親になった。
早い人なら孫を持つ歳。おじいちゃん。
でもこの年で良かったと勝手ながら思う。
それまでだと自分の道を変えられたく無い気持ちを抑えられずにイラだっていたに違い無い位に幼かったから。
すこーしだけど性格も落ち着いて来たころだったので
神様が僕みたいなものにはまだまだだと
その歳までお預けだったのかも。
そんな子供な僕の性格なので
どれも不謹慎な考えだけど
「子供が欲しい」とか「親孝行のために」「子供を持つ見栄」
なんて他人事にようなものだった。
本当に実感が無かった。不安ばかりが過った。
でもやっぱり「出来た」って聞いた時は
今まで気持ちを張ってただけなのか
「早く会いたい」なんて正直思った。
で、実際に会えた瞬間から
僕たちの世界すべて変わった。
あの子一人の存在でこんなにも周りの何もかもが
「幸せな時間」に覆すのだから
なんともすごいパワーである。
今までは100%自分の時間だったことも
彼の時間を中心とした(とは言えまだまだ親に頼りっきりですが)
生活サイクルになり、本当に勉強と言うか
自分の育ってきたことの復習というか
考えさせられます。
体力的とか経済的とか高齢になっていく一方
彼はこれからどんどんと羽ばたいて行くのだと思うと
大いに不安はあるけれど
父親として「がんばれよ!」とケツを叩いてくれているように勝手に思う。
昨夏、今週と温泉旅行に行ってきました。
今までは都会に仕事を絡めた行先ばかりだったけど
やっと旅行らしい旅行に連れて行ってくれた。
これも彼のおかげだと。